SNSでは
- 「望月衣塑子 ルール守らない」
- 「望月衣塑子 また」
- 「望月衣塑子 処分」
など、望月衣塑子記者の記者会見での手法について、多くの批判コメントが流れています。
しかし、そもそもなぜ望月衣塑子は声が大きいのか?ルール無視をしてでも取材をするのか?
その理由については深く考えたことがない人が多いのではないでしょうか。
ここでは、望月衣塑子記者が、ルール無視をしてまで取材する意外な理由についてまとめています。
なぜ望月衣塑子は声が大きいのか?
終始、質疑応答に指名されない東京新聞・望月衣塑子が記者会見終了後にも大暴れ。
— Mi2 (@mi2_yes) October 2, 2023
望月衣塑子「元Jr.の方がいたずらとは言え性加害を受けたと証言されてる。性加害の事実を向き合ったうえでトップに就任すべきだ」
東山紀之社長「僕は性加害していません」 pic.twitter.com/MexG6lSeZu
この動画をみてもらえばわかりますが、大勢の記者がいる前でもマイクなしで叫んでいるのが望月衣塑子記者です。
実は、望月記者が声が大きいのにはある理由があります。
望月記者は、過去の週刊文春のインタビューで理由を語っています。
なぜその質問をしているのか、文脈が分かるようにあえて周りに伝わるようにしているからです。
みんなに伝わるように質問しようという意識はありますね。菅さんからコメントを引き出すだけじゃなく、なぜそういうことを聞いているのかを含めて文脈が伝わるように質問しています。質問の根拠や取材した部分も話すので、「質問は簡潔にお願いします」って広報官の人に注意されていまいがちなので、そこは改めてもっときをつけなければならないのですが、、、、。
引用 文春オンライン 2017年8月11日
確かに、望月さんの質問は前段が長いですよね。
あれは単純に相手だけでなくわざと周りの記者、テレビの向こう側にいる視聴者を意識しての行動のようです。
ルール無視!望月衣塑子が何回も質問をするワケ

10月2日に行われたジャニーズ事務所の会見でも、冒頭に「質問は1人1問」という“ルールが”説明されました。
しかし、望月衣塑子さんは今回に限らず官邸の取材でも何回も繰り返し、質問されます。
それには2つの理由があります。
手を挙げても指されないから
まず、1つ目の理由は手を挙げ続けても指されないからです。
あれだけの有名人ですから、主催者が望月衣塑子さんの顔を覚えていないわけがありません。
そして、主催者側にとってはメンドウクサイ記者であえることは認知されているでしょうから、指されないわけです。
当然、聞きたいことがたくさんあるため、繰り返し質問しています。
この件に関しては、ジャニーズ事務所が質問指名の「NGリスト」を持参していたことが判明しました。
それによると、手を挙げても指名しないようにする新聞社の記者やフリージャーナリスト6名の写真入りで掲載されたリストがあったようです。
おそらく“新聞社の記者”の一人は望月衣塑子さんで間違いないでしょう。
関係者によりますとリストには質疑応答の際に手を挙げても指名しないようにする新聞社の記者やフリージャーナリストなどが掲載され、座席の位置なども確認していたということです。
NHKが会見場で撮影した映像にも、スタッフが少なくともあわせて6人の名前と顔写真が掲載されたリストを持っているのが写っていました。
引用 NHK NEWSWeb 2023年10月4日
納得できる回答が得られないから
望月衣塑子さんが色々なインタビュー記事で答えているのは、納得できる回答が得られないからとのこと。
疑問が湧いてくる以上、納得するまで聞くのが彼女のスタンスです。
過去のインタビューでも繰り返し質問する理由を述べています。
ーー例えば、6月8日の午前中の会見では、37分中じつに25回近くの質問をぶつけていましたよね。
一人何問までみたいなルールは特にないんですか?
望月 なるべく多くの社に機会を与えるのは原則だと思いますが、本来、質問をしたからには答えを聞き切らなければならないはずだと思うんです。あの時は「同趣旨の質問を繰り返すのはやめてください」と広報官に注意されましたが、「きちんとした回答を頂けていないと思うので、繰り返し聞いています」と申し上げました。「菅話法」のままではなにも答が出てこない。だから、手を変え品を変え、色々な角度で聞くことを心がけています。
引用 文春オンライン 2017年8月11日
ジャニーズ事務所の会見で、東山さんの疑惑について質問した際、彼は否定していました。
おそらく多くの人は否定しているんだからそれ以上の答えはないのでは?と思うはずです。
ですが、望月衣塑子さんは食い下がっていました。
望月さんは以下ポストをリポストしているので、説明する側が「1問1答」をルールとして提示してくること自体おかしいと考えています。
ジャニーズ会見について
— 125 (@siroiwannko1) October 3, 2023
末延吉正氏
「会見をみて二つ思いました。一つは『一人一問でお願いします』って、あれは政治家の記者会見で追及されたくないので早く終わらせたいから作った原則なんです、極めて日本的で内向きなプレスカンファレンスのスタイルなんです。⇒#ワイドスクランブル pic.twitter.com/9B9gfP8tlH
ジャーナリズムは権力と対峙するもの

あるテレビ局の一年生記者から「メディアは権力に批判的じゃないと駄目なんですか?」という質問をされたとデスクの方から聞いたこともありました。ジャーナリズムは権力と対峙するもの、という前提が崩れているんですね。これは教育の問題もあるかもしれない。アメリカでは、ジャーナリストを志望する学生は、まずジャーナリズムが権力を監視する役割を担うということを徹底的に学ぶそうです。
引用 小説丸 2022年2月3日
2022年のインタビュー記事で、若手記者からメディアは権力に対して批判的でなければダメなのか?との問いに関して、ジャーナリズムは権力と対峙するものと答えています。
私たち一般人からみると、なぜいつもあんなに批判的なのか?うるさく追及するのか?と思いますよね。
しかし、望月さんの中には「ジャーナリストとはそもそも権力と対峙するもの」という考え方があるわけです。
そのような前提があるのであれば、彼女が権力に対して噛みつく理由がわかります。
声が大きいのは社会部記者の常識!
望月記者は自分が声が大きいことは自覚しているようです。
ーー社会部の記者の方は、望月さんのように畳み掛けるように質問するのが当たり前だとお聞きしたことがあります。
望月 そうですね。私たちが普段、相手にしているのは警察ですが、事件についてはあまり詳しく教えてくれないんです。裁判まで伏せておきたいことが多いので。だから、新聞社に入社したばかりの駆け出しのときから、会見や取材のときに何回も何回もしつこく聞くということは徹底的に叩き込まれるんです。あと、社会部の人は、たいてい怒っている。
ーー怒ってる?
望月 加計学園問題の疑惑にしても、社会部記者は1つ1つ疑惑の種をフォローして根掘り葉掘り取材します。そのモチベーションの1つは、一体どうなっているんだ!という怒りだと思うんですよ。
引用 文春オンライン 2017年8月11日
一般的に官邸の記者会見にいるのは、政治部の記者です。
しかし、望月さんは社会部の記者。
元々警察相手に事件を多く取材しているので、あまり詳細を教えてくれないため、根掘り葉掘り聞き出すのが社会部記者の特徴です。
社会部の記者は、新人のときから会見や取材のときに何回もしつこく聞くことを徹底的に叩き込まれるそうで、これが望月衣塑子は声が大きい!といわれる所以ですね。
望月衣塑子!声が大きいのは自覚している!?

私も周りから「いつまでやるんですか?」と聞かれますが、しんどいときもありますが、疑惑が尽きない限り、他の人が質問をぶつけないのならば、私が行かざるを得ない。行かなくなったら行かなくなったで、「何があったの?」「消されたの?」と思われてしまうでしょうし(笑)。
引用 文春オンライン 2017年8月11日
望月衣塑子さんが考える記者の仕事とは、「権力者が隠したいと思っている事実を明るみに出すということ」だそう。
彼女がルール無視で暴走するのは、世の中の人が感じている疑惑を解明するためなんですね。
望月記者は、自分がしつこく質問を繰り返しているのを自覚しています。
ご自身でもしんどいと感じているのは少し驚きました。
まとめ

望月衣塑子はなぜ声が大きいのか?ルール無視でも追及する理由についてまとめました。
好き嫌いは別として、彼女にはジャーナリストとのしての強い信念があることが分かりました。
私自身、今回のジャニーズ事務所の会見を見て、基本的に1問1答ルールは守るべきだ!と考えています。
ただ、実際に“質問NGリスト”なるものをジャニーズ側が用意していたとなると、問題ですよね。
私たち一般人は、記者会見を円滑に進めるための「ルール」が設定されたら従うのが通常です。
しかし、望月記者を始めとするプロの記者は、その「ルール」の裏まで疑っているんだと思います。
次はどんな問題に切り込んで行くのか注目していきたいと思います。
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